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ということで宝物のことですが [1970年代の日記は青春の思い出の宝石箱や]

時を超えて見つかった日記やけど、


その中に、まぼろしの恋の記述があったんさ・・・


中学高校と同じ学校で、幼馴染みみたいな子が小平のアパートに住んどったんさ


そのアパートには、近くの1大の学生がようけおって、その人らとも芋づる式に仲ようなったんさ。中でも後に某テレビ局のえらいさんになったやつとは気が合って、競馬場(府中)へはじめて行ったのも彼やった。ホワイトフォンテンが逃げ切ったAJC杯やったわ。

まあ、他にも色々思い出はあるんやけど、99.9%忘れてたし、ほとんど思い出せんやんことが日記に書いてあったんさ。


それは、1大の関係で二人の女子大生と知り合ったことだ。しーちゃんとりえちゃんという子や。今どんだけがんばっても「しーちゃん」は阿部静江さんしか思い出せない。りえちゃんは、いろんな「りえちゃん」しか思い出せない。


そのどっちかに、オレは恋したらしい。二人の女子大とおれの大学はたまたま最寄り駅が同じ〇ヶ谷駅だ。オレは大学の帰り黄色い電車を何本も見送って、偶然を装って駅で会うつもりだったらしい。ところがそう思って大学へ行くため電車を降りると、早速彼女らと会ったらしい。田舎の一時間1本単線単行ディーゼルの国鉄やないんやで、ひっきりなしに来る国電総武線やで。すごい偶然やわ。多分オレは恋の奇跡と思ったんと違うか?


この日は色々偶然が重なったみたいだ。彼女らはその夕方芝公園で1大の4人に会うことになっていた。前日1大の柳北に遊ぼとかで連絡したがつうじなくて、その友だち乾野に電話したら、「みんなで芝公園に集まることになってるんで来たら柳北に会える」と言われたらしい。オレは彼女らに芝公園へ誘われて、ノコノコとついていくことになったらしい。
ところがしーちゃんは他の男友達と新宿で待ち合わせていたんだ。それをドタキャンしてまで柳北に会いたかったやぁ。直接会って断るだけマシやけどな。今の時代ならそんな時のツールは揃ってるからその手はないだろうが。

そして、またまた偶然、そのドタキャンされた奴が、よくよく聞くと何と高校の同級生だった。彼はKO大生でどこでどうつながっているかわからんもんやわ。ちなみに彼は今頭取さんや。まさか頭取夫人しーちゃんとちがうやろな。

そして、途中でわかれたりえちゃんと合流して芝公園へ。すると乾野以外の3人がいた。しかし、3人はビックリしてたのだが、ビックリリアクションがちょっとおかしいんやけど・・・。と思うと、その中の竹山がオレに耳打ちした。「マメちゃんも来る」マメちゃんは柳北の彼女なんだ。鉢合わせにならんようにオレに何とかしろって。書き忘れたけど、遅れてくる乾野からは彼女二人のことは何も聞いてなかったようだ。
どうもオレは苦し紛れに、東京タワーへ行ったらしい。しかし、不審に思った彼女らに真実を告げるしかなかったのだ。すると彼女らはかなり落ち込んだ。そして、乾野に彼女がいるか問い詰められ、それも正直に「いる」と答えてしもた。彼女らは更に落ち込んだ。本命柳北、対抗乾野やったみたい。△頭取。おれ無印か
落ち込んだ彼女らを見て、彼女らよりもっと落ち込んだのはオレだ。しかし、オレにはプライドがあったのか、その姿は見せられなかったんだ。家へ帰りめっちゃ惨めな気持ちになった。


日記にはその日のことが、詳細に書かれていた。


しかし、おれは全然覚えてないんだ。こんなに偶然が重なったことや、悔しく惨めな気持ちになったのに。


でも、悔しく惨めな切ない気持ちだけは心に残ってるんだ。そのむなしい気持ちだけがよみがえったんさ。


その前後の日記、愛称シコシコに頼まれて、今は鈍平の嫁になってるうめちゃんを電話でさそい断られたことや、三浪して医学部入学し、これで女にもてる人生花開いたと意気揚々と上京してきたが、全く女子と縁がなかったが、やっとこさ初恋の人と約束を取り付け、へべれけに酔ってしまった根津内のことは、よく覚えているのに、なぜにシーちゃんリエちゃんのことは忘れてしまってるのか、ほんと謎。まさか日記は捏造せんやろ。


1大の一番気が合ったやつは、同じく女に縁がないことで仲良かったんやけど(笑)日記によると他1大生はみんな大手商社に就職内定してたけど、彼だけがしてなかったらしい。もちろんオレも同じ立場だ。しかし、その後彼は某テレビ局に就職そしてえらいさん。オレはというと、就職浪人で留年する。そして、しょぼい会社に就職。でも、彼は人間的にすばらしかったから納得できるし、嬉しい。あまりにもえらいさんになり遠すぎて、お祝いの言葉をかけられないことが一番残念なことやわ。 




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ということで宝物のことは一旦置いといて②USJ

 父は大阪大空襲で、自宅を失い職場を失った。特に父の住む港区は米軍爆撃の照準点で激しいものであったという。職場の日立造船は軍需工場でもちろんのこと狙われた。そんな厳しい状況の中、九死に一生を得たからこそ、私に命がつなげられた訳だ。生き延びてくれたからこそ、自分は生を得ることができたのである。改めて誕生日は、自分に命をつなげてくれた両親に感謝する日だと思う。(家を焼かれしばらくは防空壕で暮らし、その後祖父の故郷に帰ったが住むところもなく、親戚の鶏小屋にしばらくいたらしい。)
 写真の辞令は、旧制中学を卒業し就職した日立造船のものである。日立辞令 (3).JPG燃える物は全て失ったはずなのに、なぜかこの辞令だけは残っていた。戦火の中生きぬいた証しなのかも知れない。ちなみに、この日立造船の焼け跡はUSJ(ユニバーサルジャパン)になってるらしいですわ。その話が分かってから、ぼくにはUSJは平和の象徴のように感じるんです。
 昨日からUSJも再開したそうですね。だからほんとよかった。USJにはほとんど関心はないけど、親父が過酷な青春を過ごした場所を訪ねてみたいと思ってます。

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ということで宝物のことは一旦置いといて

調布のアパートに住んでいて一番驚いたのは

一階の部屋に、高校の同級生が引っ越してきたことだ。

しかも同じ村の出身、しかも3年の時同じクラス

こんな偶然あるもんやぁ

おらが村の人口は8000人やから

同じ村人と広い東京で同じアパートに住むなんてすごい偶然や

もっとも、彼は近くの電通大の学生で、そこに住むことは特に不思議なことではない

千代田区にある大学生のぼくが、ここに住んでることがまあおかしいんやけど


ある日、彼の原付(村から何百㎞も自走してきた)を借りて電通大の近くか構内で乗っていたら、パトカーに止められた。どうもナンバープレートの村が怪しかったようだ。「どこにあるんやそんな村?」と訝しげに聞かれたこと覚えてる。

近くに持ち主もいたし、警察無線確かめたあと無事解放された。やましいことはなかったのだけど、確かめてる間ドキドキしたなぁ。


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ということで宝物は、大学生時代の日記だった

そんな日記があることも、すっかり忘れていたので

ちょっと嬉しかった


半年ほど前、大学時代に3年間過ごした調布を訪れた

グーグルアースで下調べしたときに、調布駅が地下化されていてビックリしたが、

実際に行ってみると、それ以上に驚いた


「街がかわっている!」


駅前に友人のアパートがあったのだが、跡形もなかった


自分の住んでいたアパートは、比較的新しくて住宅兼用(半分がアパート)の○○様方だったので、まだあるかもと思い探したが、跡形もなかった


近くに昭和後期独特の雰囲気のすてきな喫茶店があったので探したが、それもやっぱり跡形もなかった

その後、その喫茶店の名前が思い出せなくて、ずっともやもやしてたのだが、


その日記に「『ろ茶房』に行った」と記述されていて、もやもやが消えた


その『ろ茶房」のすぐ近くに小さな公園があった


ある朝寝ていると、「大変大変!」と大家のおばさんがけたたましく、鉄製の外階段を駆け上がってきた。


「公園で百恵ちゃんがロケしてる」

百恵ファンだったので、慌てて公園に駆けつけると、

赤いシリーズのロケで、宇津井健さんとセリフをかわしているところだった


その後すぐにロケは撤収。百恵ちゃんはスタッフと談笑しながら

アパートの方へ歩き出した。

そして、アパートへ戻るぼくと並走状態になったのだ

第三者から見たら、ぼくもスタッフと思うくらいの至近距離だった


でも悲しいかな、その時間は5分もなかった

もちろん話しかけることなんてできない

アパートに着くと、ぼくはそのまま振り返ることもなく鉄の階段を駆け上がってしまった

2度とないチャンスだったのに、ドキドキするだけで全てが終わってしまった

確かにしばらくは百恵ちゃんに恋をしてたような気がする


その後、百恵ちゃんはテレビの中の人へ戻り

三浦友和の家の中の人になってしまった



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ということで6月に入りました

いつもの年ならば6月というと、直「梅雨」を連想し、

鬱陶しい季節の到来かと思うけど、

今年はちょっと違うぞ!

緊急事態宣言も解除され

県外異動も自粛じゃなくなった。

まだまだコロナは不安だけど

とりあえず、開放感を感じている。

「いったい『不要不急』て何やそれ?」と改めてその言葉の意味を考えてたけど、

とりあえずそれからも解放や

そんな話は置いといて、この何ヶ月ステイホームでいろんな片付け、

自分的お宝がでてきた。

そのお宝の話はまた今度・・・



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